2021.6.1 歯周病について
例年より早い梅雨入りとなりましたね。
さて今回は歯周病についてです。
◆歯周病ってどんな病気?
成人の約8割がかかっていると言われる歯周病は、歯垢の中の歯周病菌が歯肉に炎症を起こす細菌感染症です。進行すると歯を支える骨が破壊され、大切な歯を失うこともあります。
◆歯周病はなぜ怖いの?
日本人が歯を失う原因のトップが歯周病です。自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうのです。さらに、慢性的に歯周病にかかっていると、脳卒中や糖尿病などの全身の病気にも影響します。
◆歯周ポケットってなんのこと?
歯と歯ぐきのすき間のことです。歯周ポケットには歯垢が溜まりやすく、細菌が増殖することで歯周病が進行します。
◆歯周病のケアはいつから始めればいいの?
重度の歯周病は30~40代から増え始めます。初期症状は10代にも見られます。歯周病予防に早すぎるということはありません。
年齢に関わらず、歯ぐきの赤みや腫れ、むず痒い、ハリが足りない、血が出るなどの歯周病の初期症状があれば特に歯周病予防を意識したケアをしましょう。
◆歯周病って治るの?
初期の歯周病であれば歯科専門家の指導に基づく適切なブラッシングや歯石除去により進行を抑え、症状を改善することができます。しかし、進行すると専門的な治療が必要になり、特に重症な場合は外科手術や抜歯が必要になることもあります。歯周病は早期発見、早期治療が大切です。